WSL2でZabbix動作環境を構築してみた【windows】

WSL2

はじめに

こんばんは、こむすび(@komusubi2023)です。

先日、Amazon CloudWatchとの比較のためZabbixをWSL上で動かすことがあったので、その手順を共有します。今回は、WSL2のインストールからZabbixの立ち上げまでをやっていこうと思います。

手順は、Zabbixの公式サイトを参考に、必要な手順をいくつか追加しています。

ではやっていきましょう!

環境

ホストOS → Windows 10 Home

ゲストOS → Ubuntu 22.04 LTS

Zabbix 6.0.19

Apache/2.4.52

MySQL8.0.33

PHP8.1.2

手順

1. WSLのインストール

まずはコマンドプロンプトを立ち上げてwslをインストールします。

wsl --install

上記コマンドではディストリビューションを指定していないため、Ubuntuがインストールされます。

インストールが完了したら、PCを再起動します。

再起動後、自動でUbuntuが起動されるので、ユーザ名とパスワードを設定します。

※自動でUbuntuが起動されない場合は、タスクバーの検索ボックスから「ubuntu」と検索し、アプリを起動します。

2. Apache,MySQL,PHPのインストール

Apache,MySQL,PHPをインストールします。

sudo apt update
sudo apt install apache2
sudo apt install mysql-server
sudo apt install php php-mbstring php-gd php-xml php-bcmath php-ldap php-mysql

今回は、Zabbixのバージョン6.0.19を使用します。今回(23/07/31時点)は、特にリポジトリを追加する必要はないですが、Zabbixの要件に基づいて、インストールしたApache,MySQL,PHPのバージョンがサポートされているかを確認してください。

3. Zabbixのインストール

Zabbix公式が提供するリポジトリを登録しアップデートします。

wget https://repo.zabbix.com/zabbix/6.0/ubuntu/pool/main/z/zabbix-release/zabbix-release_6.0-4+ubuntu22.04_all.deb
dpkg -i zabbix-release_6.0-4+ubuntu22.04_all.deb
apt update

Zabbixサーバーパッケージをインストールします。

apt install zabbix-server-mysql zabbix-frontend-php zabbix-apache-conf zabbix-sql-scripts zabbix-agent

4. データベースの設定

mysql -uroot -pでMySQLのデータベースコンソールにログインし、Zabbixのデータベースを作成します。

mysql -uroot -p
Enter password:
mysql> create database zabbix character set utf8mb4 collate utf8mb4_bin;
mysql> create user zabbix@localhost identified by 'password';
mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost;
mysql> set global log_bin_trust_function_creators = 1;
mysql> quit;

初期スキーマとデータをインポートします。パスワードを聞かれるので、上記で設定した通りpasswordと入力します。

zcat /usr/share/zabbix-sql-scripts/mysql/server.sql.gz | mysql --default-character-set=utf8mb4 -uzabbix -p zabbix

データベースのパスワードを設定ファイルに書き込みます。

vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf
#以下を入力
DBPassword=password

5. サービスを再起動

日本語環境に設定できるパッケージをインストールします。

apt -y install language-pack-ja-base language-pack-ja ibus-mozc

Zabbixサーバやエージェントのサービスを再起動し、自動起動の設定をします。

systemctl restart zabbix-server zabbix-agent apache2
systemctl enable zabbix-server zabbix-agent apache2

6. ブラウザで確認

ブラウザで”http://localhost/zabbix”と入力するとZabbixのwebページにアクセスできます。

デフォルトの言語を日本語(ja_JP)を選択し、次のステップをクリックします。

次のステップをクリックします。

パスワードを手順4で設定したpasswordと入力し、次のステップをクリックします。

任意のサーバ名を入力、タイムゾーンをAsia/Tokyoで設定し、次のステップをクリックします。

設定値を確認し、次のステップをクリックします。

インストール完了です!終了をクリックします。

その後、ログイン画面に遷移するので、デフォルトの管理者AdminでZabbixにログインします。

ユーザー名:Admin

パスワード:zabbix

初期のダッシュボードが表示されます。

お疲れ様でした。手順は以上となります。

さいごに

いかがでしたか?

今回はWSL2を使ったzabbixの構築ということで、firewallやDBの設定などの諸々は置いておき、まず構築してみるという所に焦点を当ててみました。WSL2はメモリを結構使うので、そこがネックですが、すぐにlinux環境を用意できるのはいいですね。

以上、こむすび(@komusubi2023)でした。